「歴代さん」。

シンプルな一覧表とともに、歴代の◯◯を紹介します。歴史をつくってきたレジェンドへのリスペクトを込めつつ、「そういえば、そうだったかな」と、酒のつまみ程度に愉しんでいただければ嬉しいです。

最多優勝者ロイ・エマーソンって誰? 全豪オープン歴代優勝者一覧/テニス(1)

f:id:beamrivercity:20180120220110j:plain

どうなる? 2018年グランドスラム初戦

 こんにちは。今回は間もなく開幕する、テニスの全豪オープン歴代優勝者についてです。残念ながら錦織圭(世界ランキング24位)が欠場を発表し、元世界1位でBIG4の一角、アンディ・マリー(英国・19位)も臀部の手術のために欠場。入れ替わるように半年ぶりの復帰を果たしたノバク・ジョコビッチセルビア・14位)が早速エキシビジョンマッチで世界ランキング5位のティエムを下すなど、混戦模様の本大会ですが、ブックメーカー優勝予想オッズではロジャー・フェデラー(スイス・2位)が一番人気となっています。

BIG4の絶対性が揺らいだ今の時代こそ、錦織優勝のチャンスだと思っていたので、長引く欠場はとても残念ですが、万全の状態で復帰してもらいましょう。新世代の突き上げも激しく、世界ランキングトップ10のうち6人が錦織(89年12月生まれ)より若い90年代生まれと、時代が変わっていくことに怖さもありますが。

 新たなグランドスラム制覇者誕生の可能性も十分な2018年の全豪オープン。歴代の優勝者を振り返ってみましょう。

 

全豪オープン歴代優勝者/2017年まで】

優勝者 国籍 回数
2017 ロジャー・フェデラー スイス 5
2016 ノバク・ジョコビッチ セルビア 6
2015 ノバク・ジョコビッチ セルビア 5
2014 スタニスラス・ワウリンカ スイス 1
2013 ノバク・ジョコビッチ セルビア 4
2012 ノバク・ジョコビッチ セルビア 3
2011 ノバク・ジョコビッチ セルビア 2
2010 ロジャー・フェデラー スイス 4
2009 ラファエル・ナダル スペイン 1
2008 ノバク・ジョコビッチ セルビア 1
2007 ロジャー・フェデラー スイス 3
2006 ロジャー・フェデラー スイス 2
2005 マラト・サフィン ロシア 1
2004 ロジャー・フェデラー スイス 1
2003 アンドレ・アガシ アメリカ 4
2002 トーマス・ヨハンソン スウェーデン 1
2001 アンドレ・アガシ アメリカ 3
2000 アンドレ・アガシ アメリカ 2
1999 エフゲニー・カフェルニコフ ロシア 1
1998 ペトル・コルダ チェコ 1
1997 ピート・サンプラス アメリカ 2
1996 ボリス・ベッカー ドイツ 2
1995 アンドレ・アガシ アメリカ 1
1994 ピート・サンプラス アメリカ 1
1993 ジム・クーリエ アメリカ 2
1992 ジム・クーリエ アメリカ 1
1991 ボリス・ベッカー ドイツ 1
1990 イワン・レンドル チェコスロバキア 2
1989 イワン・レンドル チェコスロバキア 1
1988 マッツ・ビランデル スウェーデン 3
1987 ステファン・エドベリ スウェーデン 2
1986 大会開催なし 大会開催なし  
1985 ステファン・エドベリ スウェーデン 1
1984 マッツ・ビランデル スウェーデン 2
1983 マッツ・ビランデル スウェーデン 1
1982 ヨハン・クリーク アメリカ 2
1981 ヨハン・クリーク 南アフリカ 1
1980 ブライアン・ティーチャー アメリカ 1
1979 ギリェルモ・ビラス アルゼンチン 2
1978 ギリェルモ・ビラス アルゼンチン 1
1977 ビタス・ゲルレイティス アメリカ 1
1977 ロスコー・タナー アメリカ 1
1976 マーク・エドモンドソン オーストラリア 1
1975 ジョン・ニューカム オーストラリア 2
1974 ジミー・コナーズ アメリカ 1
1973 ジョン・ニューカム オーストラリア 1
1972 ケン・ローズウォール オーストラリア 4
1971 ケン・ローズウォール オーストラリア 3
1970 アーサー・アッシュ アメリカ 1
1969 ロッド・レーバー オーストラリア 3
1968 ビル・ボウリー オーストラリア 1
1967 ロイ・エマーソン オーストラリア 6
1966 ロイ・エマーソン オーストラリア 5
1965 ロイ・エマーソン オーストラリア 4
1964 ロイ・エマーソン オーストラリア 3
1963 ロイ・エマーソン オーストラリア 2
1962 ロッド・レーバー オーストラリア 2
1961 ロイ・エマーソン オーストラリア 1
1960 ロッド・レーバー オーストラリア 1
1959 アレックス・オルメド アメリカ 1
1958 アシュレー・クーパー オーストラリア 2
1957 アシュレー・クーパー オーストラリア 1
1956 ルー・ホード オーストラリア 1
1955 ケン・ローズウォール オーストラリア 2
1954 メルビン・ローズ オーストラリア 1
1953 ケン・ローズウォール オーストラリア 1
1952 ケン・マグレガー オーストラリア 1
1951 ディック・サビット アメリカ 1
1950 フランク・セッジマン オーストラリア 2
1949 フランク・セッジマン オーストラリア 1
1948 エイドリアン・クイスト オーストラリア 3
1947 ディニー・ペイルズ オーストラリア 1
1946 ジョン・ブロムウィッチ オーストラリア 2
1945 ※戦争のため開催なし    
1944 ※戦争のため開催なし    
1943 ※戦争のため開催なし    
1942 ※戦争のため開催なし    
1941 ※戦争のため開催なし 大会開催なし  
1940 エイドリアン・クイスト オーストラリア 2
1939 ジョン・ブロムウィッチ オーストラリア 1
1938 ドン・バッジ アメリカ 1
1937 ビビアン・マグラス オーストラリア 1
1936 エイドリアン・クイスト オーストラリア 1
1935 ジャック・クロフォード オーストラリア 4
1934 フレッド・ペリー イギリス 1
1933 ジャック・クロフォード オーストラリア 3
1932 ジャック・クロフォード オーストラリア 2
1931 ジャック・クロフォード オーストラリア 1
1930 エドガー・ムーン オーストラリア 1
1929 コリン・グレゴリー イギリス 1
1928 ジャン・ボロトラ フランス 1
1927 ジェラルド・パターソン オーストラリア 1
1926 ジョン・ホークス オーストラリア 1
1925 ジェームズ・アンダーソン オーストラリア 3
1924 ジェームズ・アンダーソン オーストラリア 2
1923 パット・オハラウッド オーストラリア 2
1922 ジェームズ・アンダーソン オーストラリア 1
1921 リス・ゲメル オーストラリア 1
1920 パット・オハラウッド オーストラリア 1
1919 ルガーノン・キングスコート イギリス 1
1918 ※戦争のため開催なし    
1917 ※戦争のため開催なし    
1916 ※戦争のため開催なし    
1915 ゴードン・ロウ イギリス 1
1914 アーサー・オハラウッド オーストラリア 1
1913 アーニー・パーカー オーストラリア 1
1912 ジェームズ・パーク イギリス 1
1911 ノーマン・ブルックス オーストラリア 1
1910 ロドニー・ヒース オーストラリア 2
1909 アンソニー・ワイルディング ニュージーランド 2
1908 フレッド・アレクサンダー アメリカ 1
1907 ホーレス・ライス オーストラリア 1
1906 アンソニー・ワイルディング ニュージーランド 1
1905 ロドニー・ヒース オーストラリア 1

 

 やはりBIG4というだけあって、フェデラーが初優勝した2003年以来、14大会のうち12大会をフェデラージョコビッチナダルの3人で制しています。特にジョコビッチの優勝回数6回と、フェデラーの5回は、100年以上の歴史をもつ本大会の歴代優勝者を見ても圧倒的です。

 ただ、歴史上一人だけジョコビッチフェデラーに比肩する実績の選手がいるじゃありませんか。

 ロイ・エマーソン。

すいません、テニスに詳しくない私は聞いたこともありませんが、60年代に4大大会を12回も制したレジェンドということです。優勝回数(6回)と連覇回数(5回)で全豪の記録も持っています。これだけ見ると「すげー!!」と思いますが、当時のテニス4大大会は1968年にオープン化されるまで、プロの参加できないアマチュア限定の大会だったそうです。恥ずかしながら、初めて知りました。

 実力者でありながら、プロ転向せずにアマチュアにとどまったからこそ挙げられた実績だったようですね。オープン化された1968年以降、エマーソンは一度も4大大会のシングルを制することはできなかったそうです(※ダブルスでは69年全豪と71年ウィンブルドンで優勝)。

 やっぱりBIG4って凄いっす。。。

  


Roger Federer vs Rafael Nadal - Australian Open 2017 Final (highlights HD)

以上です。 ※敬称略
sarasarasarari.hatenadiary.jp

 

sarasarasarari.hatenadiary.jp