「歴代さん」。

シンプルな一覧表とともに、歴代の◯◯を紹介します。歴史をつくってきたレジェンドへのリスペクトを込めつつ、「そういえば、そうだったかな」と、酒のつまみ程度に愉しんでいただければ嬉しいです。

ワールドカップ歴代得点王/史上最高の得点王は、あの怪物以外に考えられない。

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 こんにちは。さて、前回のワールドカップ歴代優勝国に続いて、今回は歴代の得点王もおさらいしておきましょう。

 【W杯歴代得点王】

開催地 受賞者 国籍 得点
20 2014 ブラジル ハメス・ロドリゲス コロンビア 6
19 2010 南アフリカ ダビド・ビジャ スペイン 5
ウェズレイスナイデル オランダ 5
トーマス・ミュラー ドイツ 5
ディエゴ・フォルラン ウルグアイ 5
18 2006 ドイツ ミロスラフ・クローゼ ドイツ 5
17 2002 日本・韓国 ロナウド ドイツ 8
16 1998 フランス ダボル・スーケル クロアチア 6
15 1994 アメリ オレグ・サレンコ ロシア 6
フリスト・ストイチコフ ブルガリア 6
14 1990 イタリア サルバトーレ・スキラッチ イタリア 6
13 1986 メキシコ ゲーリー・リネカー イングランド 6
12 1982 スペイン パオロ・ロッシ イタリア 6
11 1978 アルゼンチン マリオ・ケンペス アルゼンチン 6
10 1974 西ドイツ グジェゴシ・ラトー ポーランド 7
9 1970 メキシコ ゲルト・ミュラー ドイツ 10
8 1966 イングランド エウゼビオ ポルトガル 9
7 1962 チリ ガリンシャ ブラジル 4
ババ ブラジル 4
レオネル・サンチェス チリ 4
ワレンチン・イワノフ ソ連 4
アルベルト・フローリアーン ハンガリー 4
ドラジャン・イェルコヴィッチ ユーゴスラビア 4
6 1958 スウェーデン ジュスト・フォンテーヌ フランス 13
5 1954 スイス シャーンドル・コチシュ ハンガリー 11
4 1950 ブラジル アデミール ブラジル 9
3 1938 フランス レオニダス ブラジル 8
2 1934 イタリア オルドリッヒ・ネイエドリー チェコスロバキア 5
1 1930 ウルグアイ ギジェルモ・スタービレ ウルグアイ 8

 前回ブラジル大会の得点王は、コロンビアのハメス・ロドリゲス。日本代表もグループリーグで彼に一点を献上してしまいました。ハメスはこのW杯後、レアル・マドリ-に10番として加入。レギュラーを獲得しきれませんでしたが、トヨタシエンタのTVCMに出演したり、今期はバイエルン・ミュンヘンに移籍したりと、何かと目立つ選手です。ロシア大会でも再戦することになったわけですから、今度こそ抑えましょう(相当難しいことだけど!)!

  個人的には、W杯を初めて観たのが1994年のアメリカ大会からなので、それ以前の選手の感じはわかりません。90年大会得点王のスキラッチジュビロ磐田/1994-97)や、86年のリネカー名古屋グランパス/1993-94)は晩年にJリーグで観ることができましたが。。

 この歴代得点王の中で、私が最高のストライカーだと思うのは、2002年大会得点王のロナウドです。ゲルト・ミュラーなどの時代を知らない人は、ほとんど異論ないと思いますが。

 今のサッカーキッズにとっては、「ロナウド」と言えば、ポルトガルクリスティアーノ・ロナウドでしょう。しかし、彼が「ロナウド」ではなく、わざわざ「クリスティアーノ・ロナウド」と呼ばれるのは、このブラジルの‟怪物”がいたからです。

 重い怪我が多く、不調の時期もあったため、通算ゴール数ではメッシやクリスティアーノ・ロナウドに遠く及びませんが、彼らと比較できる異次元のストライカーといえば、少なくとも90年代以降は、この怪物を置いて他にいません。メッシのゴールシーンには、メッシにしかできないものが多いように、全盛期のロナウドのゴールシーンには、ロナウドにしかできないゴールが多く、非常に特徴的でした。メッシでも真似できないしょう。ドリブルのスピード、テクニック、馬力、独特すぎるリズム。言葉では説明不可能ですね。

 ネイマール、ガブリエウ・ジェズス、いい選手ですね。キリアン・ムバッペ、確かにいい選手ですね。いずれも未来のW杯得点王候補でしょう。ですが、‟怪物”と言えるかどうかは、メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、そしてロナウド以上のインパクトがない限り、私は素直にうなずけないのです。

 もし、あなたが「元祖ロナウド」を知らないのなら、絶対にそのプレーをご覧いただきたいと思います。


【限界突破していた頃の怪物ロナウド】神業スーパープレイ集

以上です。※敬称略
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