UEFAチャンピオンズリーグ 歴代最多優勝国・地域/チャンピオンズリーグ(3)
こんにちは。
今回はチャンピオンズリーグで最も多く優勝している国・地域の歴代記録まとめです。
ひとつのクラブだけじゃない、複数のクラブで優勝回数を荒稼ぎするサッカー強国はどこでしょう?早速ご覧ください。
↓
【UEFAチャンピオンズリーグ 歴代最多優勝国・地域】
順位 | 国・地域 | 回数 | クラブ別内訳 |
---|---|---|---|
1 | スペイン | 17 | レアル12回、バルサ5回 |
2 | イタリア | 12 | ミラン7回、インテル3回、ユヴェントス2回 |
2 | イングランド | 12 | リヴァプール5回、マンU3回、ノッティンガム2回、チェルシー1回、アストン・ヴィラ1回 |
4 | ドイツ | 7 | バイエルン5回、ドルトムント1回、HSV1回 |
5 | オランダ | 6 | アヤックス4回、フェイエ1回、PSV1回 |
6 | ポルトガル | 4 | ポルト2回、ベンフィカ2回 |
7 | フランス | 1 | マルセイユ1回 |
7 | スコットランド | 1 | セルティック1回 |
7 | ルーマニア | 1 | ステアウア1回 |
7 | セルビア | 1 | レッドスター1回 |
レアルの戦績が圧倒的なため、やはりスペインが1位です。
4位まではイタリア、イングランド、ドイツと、スペインを含め4大リーグと呼ばれるサッカー強国が順当に続きます。
5位のオランダ(4回)は、クライフ時代のアヤックス3連覇でガッツリ回数稼いでます。
最下位7位(1回)ながら、最近パリSGにとんでもないお金を突っ込んでいるフランス。ただ、オランダに追いつくには四半世紀以上かかるかもしれません。群雄割拠のCLにおいて、3回の差は非常に大きいですからね。
さて、各国の優勝クラブの内訳も興味深いです。
スペインの2強、イタリアの3強、ドイツの2強、オランダの3強、これは今もリーグ戦そのままの強豪クラブなので納得できます。
そんな中で面白いのはイングランドです。
5クラブで12回の優勝を記録していますが、ノッティンガム・フォレスト(現在2部リーグ在籍)、アストン・ヴィラ(現在2部リーグ在籍)、そして強豪ながら30年近くリーグ優勝から遠ざかっているリヴァプールが最多の5回と、現在のパワーバランスとはずいぶん違います。
長い時間の中で100年勝ち続ける強豪とともに、瞬間的な輝きを放ったクラブもまた、
数々生まれてきた証拠でしょう。これこそまさに歴史ではないでしょうか。
2004-05シーズンに初めてリーグ優勝し、2011-12シーズンにCL初制覇を遂げたチェルシー然りですが、やはりオイルマネーを始めとする強烈なマネーの流入がサッカー界を席巻したことにより、勢力図が大きく塗り替わったことがわかります。
EU内の選手が実質外国籍から除外されることとなった、いわゆるボスマン判決が1995年ロシアの富豪、ロマン・アブラモビッチによるチェルシー買収が2003年と、現在のマネーゲームにつながる象徴的な出来事は、90年代以降に起きています。
よく86年のロサンゼルス五輪がスポーツの商業化の発端となったと言われますが、チャンピオンズリーグも例外ではないですね。
現在のチャンピオンズリーグという名称になった1992-93シーズン以降を見てみると、
いよいよメガクラブ以外が優勝することが極めて困難になってきたことがよくわかります。
マネーパワーでメガクラブ入りしたマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンの優勝回数が0回から1回に可能性は大いにあります。
しかし、優勝歴1回のオリンピック・マルセイユ、セルティック、ステアウア・ブカレスト、レッドスター・ベオグラードに関しては、買収などによる突発的なメガクラブ化がない限り、1回が2回になることは奇跡が起こらない限り難しいでしょう。
ただ、この4クラブの名前が出てくれば、飲み会で最も通ぶれること間違いなしです。
さて、今回の歴代ポイントは以下の点です。
★★★まとめ★★★
■国・地域別の優勝回数1位は、スペインの17回(レアル・マドリード12回、バルセロナ5回)
■優勝クラブ数が最も多いのはイングランドで5クラブ(マンチェスター・U、チェルシー、リヴァプール、ノッティンガム・フォレスト、アストン・ヴィラ)
■優勝1回は4クラブ。
・フランスのオリンピック・マルセイユ
・セルビア(旧ユーゴ)の
以上です。
※敬称略
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