「歴代さん」。

シンプルな一覧表とともに、歴代の◯◯を紹介します。歴史をつくってきたレジェンドへのリスペクトを込めつつ、「そういえば、そうだったかな」と、酒のつまみ程度に愉しんでいただければ嬉しいです。

オカダ・カズチカが連続防衛記録の歴代3位に浮上!/IWGPヘビー級王座(5)

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 プロレス界の正月の風物詩、“イッテンヨン”東京ドーム大会で、オカダ・カズチカ内藤哲也の挑戦を退け、9度目の防衛を果たしました。

これによって、オカダの連続防衛記録は歴代3位タイに浮上。

 IWGPヘビー級歴代連続防衛記録】

順位 王者 戴冠日 防衛
1 棚橋弘至 56 2011年1月4日 11
2 永田裕志 31 2002年4月5日 10
3 橋本真也 16 1994年5月1日 9
3 オカダ・カズチカ 65 2016年6月19日 9
5 オカダ・カズチカ 59 2013年4月7日 8
6 棚橋弘至 58 2012年6月16日 7
6 橋本真也 19 1996年4月29日 7
6 藤波辰巳 3 1988年6月24日 7
9 中邑真輔 53 2009年9月27日 6
10 佐々木健介 26 2000年1月4日 5
10 武藤敬司 24 1999年1月4日 5
10 武藤敬司 17 1995年5月3日 5
10 グレート・ムタ 13 1992年8月16日 5
14 武藤敬司 49 2008年4月27日 4
14 棚橋弘至 45 2006年7月17日 4
14 スコット・ノートン 23 1998年9月23日 4
14 橋本真也 14 1993年9月20日 4
14 長州力 12 1992年1月4日 4
14 ビッグバン・ベイダー 7 1989年8月10日 4
14 アントニオ猪木 1 1987年6月12日 4
21 オカダ・カズチカ 63 2015年7月5日 3
21 真壁刀義 54 2010年5月3日 3
21 棚橋弘至 50 2009年1月4日 3
21 ブロック・レスナー 44 2005年10月8日 3
21 高山善廣 32 2003年5月2日 3
21 佐々木健介 20 1997年8月31日 3
21 藤波辰爾 11 1991年3月4日 3
28 AJスタイルズ 60 2014年5月3日 2
28 オカダ・カズチカ 57 2012年2月12日 2
28 中邑真輔 48 2008年1月4日 2
28 永田裕志 46 2007年4月13日 2
28 佐々木健介 39 2004年10月9日 2
28 藤田和之 29 2001年4月9日 2
28 藤波辰爾 21 1998年4月4日 2
35 内藤哲也 64 2016年4月10日 1
35 AJスタイルズ 62 2015年2月11日 1
35 棚橋弘至 61 2014年10月13日 1
35 小島聡 55 2010年10月11日 1
35 棚橋弘至 52 2009年9月27日 1
35 棚橋弘至 47 2007年10月8日 1
35 天山広吉 42 2005年5月14日 1
35 小島聡 41 2005年2月20日 1
35 藤田和之 38 2004年6月5日 1
35 ボブ・サップ 37 2004年3月28日 1
35 天山広吉 35 2004年2月15日 1
35 中邑真輔 34 2003年12月9日 1
35 安田忠夫 30 2002年2月16日 1
35 佐々木健介 27 2001年1月4日 1
35 高田延彦 18 1996年1月4日 1
35 長州力 8 1990年8月19日 1
51 中西学 51 2009年5月6日 0
51 藤田和之 43 2005年7月18日 0
51 天山広吉 40 2004年12月12日 0
51 佐々木健介 36 2004年3月12日 0
51 天山広吉 33 2003年11月3日 0
51 スコット・ノートン 28 2001年3月17日 0
51 天龍源一郎 25 1999年12月10日 0
51 蝶野正洋 22 1998年8月8日 0
51 藤波辰爾 15 1994年4月4日 0
51 ビッグバン・ベイダー 10 1991年1月17日 0
51 藤波辰爾 9 1990年12月26日 0
51 長州力 6 1989年7月12日 0
51 サルマン・ハシミコフ 5 1989年5月25日 0
51 ビッグバン・ベイダー 4 1989年4月24日 0
51 藤波辰巳 2 1988年5月8日 0

 

 今回オカダが“9”という数字でタイに並んだのは橋本真也(故人、2005年没)。元祖「ミスターIWGP」ともいうべき大選手でした。晩年は小川直也との因縁や新日本プロレス退団など、IWGP戦線の王道からは外れてしまいましたが、武藤敬司蝶野正洋とともに「闘魂三銃士」と呼ばれた全盛期の活躍は、今でもプロレス史に燦然と輝く栄光です。

 アンコ型の体型からは想像できないスピーディで多彩なキック、見るからに危険な投げ技の数々で、「破壊王」の異名と共に一時代を築きました。130kgを超える巨体でハードな技を連発し、本当に相手を破壊するかのような凄みがありました。

 

 現在のプロレスは、武藤敬司的なスタイルの流れを汲んでいるので、もう橋本真也のような選手がメインのスターになることはないかもしれません。現王者オカダ・カズチカもまだ20代と若く、過去のレジェンド達をはるかに置き去りにするような、異次元の記録をつくっていく可能性が十分にあります。しかし、棚橋弘至時代以降のプロレスファンは、IWGPヘビー級ベルトを語るうえで外すことのできないレジェンド・橋本真也の勇姿を、代名詞でもある入場曲「爆勝宣言」とともに是非覚えておいてほしいのです。

プロレスラーの入場曲でこれほど盛り上がるものって、本当になかったんだから!

40歳という若さで、この世を去ったことが残念でなりません。

 


橋本真也プロレス技集

 

 

★★★まとめ★★★

オカダ・カズチカが1.4東京ドームで内藤哲也を退け、

  歴代3位タイの連続防衛記録9回に到達。

 

■歴代3位タイで並んだのは橋本真也

  闘魂三銃士として活躍したミスターIWGP

 

■歴代1位は、棚橋弘至11回連続防衛。

  歴代2位は、永田裕志10回連続防衛。

 以上です。 

 ※敬称略

 

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